あえばさんのブログです。(※ブログタイトルはよろぱさんからいただきました)
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「道徳的である」ということは、すなわち「利他的である」ということだ。われわれは人には道徳的であることを求めたがるが、自分ではなかなか道徳的な行動はとらない(中略)善良であれと他人に説教することは人間の強い本能であるが、それに従うことは本能ではない。
そして、他者に道徳的であることを強制するのは「私に奉仕せよ」という意味であり、いうまでもなく利己的な行為である。
「他者に道徳的であることを求めること」と「自身が道徳的であること」は真っ向から矛盾する。
「道徳的である」ということは、要するに損なのだ。
さて、僕自身のことをいえば「道徳は矛盾だらけだ、嘘っぱちだ」などと信じているくちで、積極的に道徳的に生きようなどとは思わないし、同時に他者に道徳的であれと求めることもない(少なくともそう心掛けている)。
しかし一方で、「自分にできないことを他人に求めるな」という道徳も存在するはずだ。
となると、道徳という概念を嫌い、一定の距離をおきたいと願っている僕も、やはりそういった他者の強制に従って生きていることになる。
いくら僕が自らの自由意志で決定した生き方だ、などと主張しても、その根底にはやはり他者からの強制・視線が前提にある。
ならば、最も非道徳的な生き方とは「他者に道徳的であることを求めつつ、自分では一切道徳的であろうとしない」という無責任な説教家、すなわち人間の本能そのままの生き方ではないか。
一番賢いのは、一番得をするのは彼らではないか?
だが、他者に求めつつ自分で実践しないものは、やはりそのことで非難されるだろう。
囚人のジレンマにおいて「しっぺ返し(お返し)」戦略の強さはそこにある。
自らが道徳的であるかのように振る舞うのは、信用を得るための手段でもあるのだ。
ただし、それは彼の同一性が保たれている場合に限られるし、「他者に道徳性を求めることで得られる利益>非難される不利益」であるならば、彼はそれ以降も無責任な説教家を続けるだろう。
実際に道徳的である必要はない、そう見えるよう無知なお人好しを騙せればいいのだ。
現実は囚人のジレンマほど単純ではない。
関係は一対一とはかぎらないし、進化的拘束とその利用、なんでもありだ。
この複雑なゲーム場で、われわれはいかに生きていけばいいのだろう?
「他人をおもいやる遺伝子」ってなんだYO!
この邦題はひどい。
ちなみに原題は"The Origins of Virtue: Human Instincts and the Evolution of Cooperation"
プーチンPとは、VOCALOIDを用いてストーリー仕立ての楽曲群を制作し、ニコニコ動画で発表している方。
プーチンPの表現手法には感嘆せざるを得ない。
音楽に載せ、歌詞によってストーリーを展開させるという手法は決してめずらしいものではないが、それに加えVOCALOIDのキャラクター性や普通はネタとしか扱われない音素材のガチ利用によって物語に豊かな想像力と奥深さを与えている。
ドナルドブームは過去のこととなってしまったが、ガチ利用を続けるこの作品においては豊かに生き続けている。
また、「プーチン」を初めとした政治性を匂わせる正体不明の存在、「事件」という二文字など、散りばめられるキーワードもいちいち興味をそそる。
フィクションである以上、作者自身も言及するように現実のプーチンとはもちろん無関係だが、写真が一枚登場するだけでキャラクターとしての台詞もないにもかかわらず、多くの登場人物に強い影響を及ぼしている彼の存在感には不穏なものを感じずにはいられない。
冷戦対立構造を彷彿させる政治的謀略のなかでの登場人物たちの密かな恋愛模様が切なすぎる。
AMVにも似た「情報の制限」を実に巧みに表現として利用している顕著な例といえるだろう。
この作品群がいわば「本編」なのだがら、すごいことですよこれは。
楽曲のクオリティ自体も非常に高い。
伏線だらけで(悪く言えばわかりにくい)複雑なシナリオ構成も、美しい楽曲があればこそ許される。
新作が発表されるたびに興味をそそられる。オススメ。
クライマックスは近いようだがはてさて……?
あと、プーチンPの影響でロシアに魅力を感じるようになった。あとフォーサイスの『イコン』。
政情の不安定な感じや、めっちゃ寒いのとか、帝政時代の建築とか好き。
突然ですが『エルフェンリート』の話をします。
この作品に関して、僕の評価としては「AMVになるために生まれてきた作品」といったところ。
(というのも、上で紹介するAMVが素晴らしすぎるため)
本編も好きではあるけれど、良作ではあるが名作ではない位置づけ。
部分のテキストはすごく好きなんだけどね。「ドジッ娘がそのドジゆえに死ぬ」とか「パパがナナを捨てても~」(原作)とか。
全体としてのテーマ設定やストーリー、あるいは細かいところが気になるためB級の域は出ない。
(ミトコンドリアイブの説明を見事に勘違いしているあたりとか)
ただ、すでに多くの人が言ってることではあるけれど、この作品の最大の特徴はやはり「萌え」と「暴力」の同居にある。
ゆえに、映像的に非常に映える。
可愛らしい女の子の表情が出たと思ったら次のシーンでは血が噴き出してる。
その振れ幅が大きいから、視聴者の感情も大きく揺れ動かされ、ドラマ性を獲得している。
逆にいえば、ただそれだけの作品ではあったかな(´・ω・`)
しかし、あれほどまで萌え萌えしい感じを出しながら、同時に極端なまでのヴァイオレンスを描くのはホントにすごい。
作者がどっちも好き(?)でなければ、そうそうできないことだと思う。
あとは、坂東さんや蔵間室長などのイケメンキャラが立っている点も評価が高い。
AMVは、台詞や細かい状況説明などの情報が省かれ、かつ名場面が好んで選ばれ、効果的にテンポよく画面が切り替わるために本編以上に強く感情を揺さぶる。アンパンマンなんかもそう。
各々の理想化されたイメージが引き出されるためだろう。
(ヒットソングの歌詞が抽象的なのもこのため)
本編で泣いた作品ってあんまりないけど、こういう動画だと「うるっ」と来ちゃう。
この効果を本編に逆輸入できないかと考えているけれど、単なる「説明不足」になりそうだなあ。
※上の絵はたまたま最近描いたものであり、現在の心情及び本記事とは一切関係ありません。
現在、やたらテンションが高いです。というか躁です。
約5.5万字の中編を一週間で書き上げるくらいには躁です。
ちなみにこの中編、5月5日のこのツイートが発端です。
「すげーキチガイじみたシナリオを思いついてしまった。どうしよう」
すなわち、構想・設定を含めても16日!
他にも、SF的ななにかを書こうとして、あーだこーだ悩んで結局書けていないのに、書けるときは一気に書けるものですね。
はてさて、完成度の方は……?
一応、友人からは「面白かった」と評価はもらってマス。
作品タイトルは『魔法少女シヌナ』。
友人らに読んでもらったので、そこから加筆・推敲を重ねたりなんだりでなんらかの形で発表します。たぶんノベゲー。
小説としても読める作品なので、この作品は例の記事に対する回答を示すものではありませんのであしからず。(この記事に対する回答はまた別の作品で)
『シヌナ』をノベゲー化する理由は、登場人物が多すぎて混乱を招くからですね。
小説だと読者の想像力に頼りっきりなので、ビジュアルで補強する必要性を感じました。
それにせっかくの魔法少女ですから。
ちなみに『魔法少女アイ』のオマージュ的な作品です。
それでは、お楽しみに?
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『黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない』
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『英雄候補者たち』
特に変哲のない短編RPG。
『Merry X'mas you, for your closed world, and you...』
メタメタフィクションノベルゲーム。
『或る魔王軍の遍歴』
「主人公補正」によって哀れにも敗れていくすべての悪役に捧ぐ。
『ドアによる未来』
「どこでもドア」はいかに世界に影響を及ぼし、人類になにをもたらすのか。
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