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あえばさんのブログです。(※ブログタイトルはよろぱさんからいただきました)
或るエロSF設定とエロゲに関するgdgd私見
writer:饗庭淵 2012-07-23(Mon) 雑記 

遺伝子技術の発達により同性生殖が可能となった未来。
y染色体を持たない女性同士の交配が繰り返され、次第に男女比は偏りはじめる。
「女性優位主義(スーパーフェミズム)」が政権を握ったとき、「男性の根絶」が同時に決定する。
男性の遺伝子は高度に隔離された実験室でのみ保管され、地上に残されたすべての男性に子孫を残すことを許さない。
だが、残された男性すべてに去勢手術を行うにはコストもかかり、人権上許されることでもなく、なにより結託と反乱の恐れがあった。
法により性行為や生殖技術を禁ずる場合もまた同様である。
そこで、政府はより穏便で合理的な解決策として男性の性行為を生殖目的以外に誘導する政策をとる。
すなわち、必要な男性には特別に訓練された女性「性処理係」を担当させる。
彼女らは性器を除くあらゆる部位――髪、口、手、胸、腋、太股、膝裏、足などの部位を用いてすべての精液を膣外に排出することで遺伝子を袋小路に追い込むのだ。
すべての男性に幸福な最期を――。


という設定を思いついたんだけど、これエロゲでやるとオチで政府に反逆して普通にセックスしそうで困る。
それが嫌だからこんな設定にしたんだよふぁっく!
強大な権力や時代の流れにただ屈するだけというMシチュを台無しにしてんじゃねえ!(シャドーボクシング)
いわゆる「本番なし」「オールコキプレイ」をテーマにしたエロゲでは『コキカノ~イカせて、心愛ちゃん!~』があったが、あれもラストでは……。
アレの場合は設定的に仕方ないよなーとは思いつつ。


と、常々思ってたんだけど「エロゲってエロに向いてないんじゃないか」説。
(※ここでいうエロゲはいわゆる実用目的の「抜きゲ」に限定)
もっというと、いわゆる「ストーリー」や「シナリオ」とエロは親和性が低いのではないか。
起承転結とか、展開の緩急とか、キャラクターの心情とか、幸せな結末とか、そういうのはエロにとって邪魔なだけなんじゃないか。
本当に必要なのか? 本当に求められているのか?
なんとなく慣習に従ってるだけなんじゃないのか?
かくいう僕は本編ガン無視でセーブデータ落として回想だけでエロゲやってたり。
たまには本編もやるかーと思ってもつまらなすぎて全スキップ。
エロなんてのは淡々とエロいことしてればいいだけで、変にストーリーとか盛り上げようとするから死ぬほどどうでもいい主人公の心中独白がだらだら流れたり。
もしかしたら単に脚本がつまらないのが問題であり、面白ければそれでいいのかも知れない。
しかし「面白い脚本を書く」というコストや制約を考えれば依然としてこの議論は適用される。

非現実的な妄想を形にしたものがエロゲなのに、「時間の流れ」という現実的要素を盛り込むと、どうしてもある程度はリアリティに気を配らないといけないし、プレイヤーとしても気になってしまう。
キャラの人格・人権上の問題だとか、社会的・法律的な問題だとか、食糧や住居などの生活費だとか、排泄とか。
そういうこと考えると萎えちゃうんですよ。本編で無自覚に無視されてるぶん余計に。
そのへんまじめに考えてクリアしてる作品ならまだしも、そんなことに労力を割くべきなのか。
もちろんその作品のテーマによるんですけど。
あえて徹底的にリアリティや実現可能性にこだわったエロゲとか。


理想は、ぶっちゃけると「台詞付きの同人CG集」みたいな形なのです。
個人の趣味嗜好、独断と偏見に過ぎないと自覚しつつも語らせてもらうと――
少なくとも音楽は要らない。
エロゲにおいて音楽を効果的な演出として用いてる作品は少ない。
音楽がksすぎてBGMはミュートにせざるをえない。
儀礼的にBGMをつけてるだけで本気で演出要素として考えてるのかどうか。
BGMが演出としてしっくり来た作品は僕の記憶ではかなり少ない。
(ここ最近まじめにエロゲやってないので的は外れてるかも知れない)

声も要らないです。よほどいい声でないかぎりマイナス要素でしかない。
しかし、声に関しては音楽と違ってミュートにもできない。
「ただウインドウで文字が流れる」のと、「一つの画面で情報が埋まっている」のとでは天と地ほどの差がある。
エロゲって画面内の情報が整理されすぎているがゆえにエロさが半減してる気がするのです。
履歴を見ることはできるとはいえ基本的に時間は不可逆。
プレイヤーによる時間の支配権は現実と同じように失われている。
そこまでリアリティが確立していながら声という聴覚情報がないとただ寂しい。
メリクリも声があったらもっとキモくてよかったろうなーと)
ゆえにあの形式だと声は必要といわざるは得ないのだけれど。

問題なのは、ウインドウで文字が流れてひたすらクリックを繰り返すあのUI。どうにかなんないのか。
オートモードなんかもあるっちゃあるけど、「早く次!」ってがっついてるときは悠長すぎて。
自身で進行速度をコントロールできないメディアは嫌いなのです。アニメとか映画とか。
漫画とか小説とか台詞付きエロ画像はよい。
どこから読んでもいいし、読み返しも自由だし、一つの場面にずっととどまってもいい。
エロゲはそれができない。
必ずしもそれは欠点ではなく、「できないがゆえのよさ」というのもあるのかも知れないけれど。

仮にエロゲでそれが可能になるとしたら。
同じゲームでもRPGなんかで「時間の支配権が奪われてる」なんて感覚はないんだけどね。
「あ、セックス飽きたわ。帰る」とか途中でできればあるいは。
人工少女2』だそれ! あるいは『人工少女3』。
ストーリーレスという点ではあのタイプの3Dエロゲもまた一つの理想形。
(そーいや『ジンコウガクエン』って未プレイだ。あれも似たコンセプトなのかあるいは)


と、まあ、いろいろ考えて。
同人CG集みたいな形式の商業エロゲもあってもいいんじゃないかと妄想。
一連の流れとしてのストーリーは存在せず、回想がデフォ。
ストーリーがあったとしてもプレイヤーが行間を埋める形で想像するだけ。
あるいはどうしても気になるならとテキストファイルで前日談や後日談。
オチは存在せず日常の一コマを切り取ったような体裁。
こういう形式でつくれば低コストでかつ実用的な作品になるんじゃないかなーと。
これも作品のテーマによるけれど。
調教系なんかだと、たとえば「主人公が優雅にティータイムでくつろいでいる間、地下室に拘束されて放置されてるヒロインはどうしてるのかなー」みたいな想像を膨らませる要素として日常描写や一連の時間の流れはあった方がいいかもしれない。
でもオチに困るよねー。愛に目覚めるとかksすぎるし。

しかしUIに関してはどういう形がいいのか。
まんま同人CG集みたいな形式はさすがにどうなんじゃろとは思う。それこそ同人でやれよ。
コストや技術の点を考えると3Dエロゲは選択肢の一つとしてハードル高いかな?
衝突判定が未だに弱いのでコキプレイには向かないという難点もある。
このへんは僕には手が余るので保留として、要点は「起承転結のような一連の流れとしてのストーリーはいらない」という点。
(「ストーリーがいらない」というとあまり正確ではない。「ストーリー」という言葉の定義にもよるが)

エロ漫画は紙面が足りないせいで前置きもほとんどなく、オチもとってつけたようなもの。
エロゲはそのへん気にせずがっつり前置きや性行為以外のいちゃいちゃを描けるというのが対する利点といえばそうなのだろうけど。
必ずしもその利点を意識して有効に活用しているとも。
まじめにエロゲやってないですけどねー!


蛇足。
人工少女で思い出したけどこの記事の最初に書いた設定、性処理係をアンドロイドに任せるのもありかも知れない。
いや、その方が自然だ。それともコストがかかりすぎるか?
そんなこといったらお前、「特別に訓練された女性」という設定にそもそも無理が。
コスト面なら全男性の去勢よりかかるんでないかい!


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読みは「あえばふち」だよ!
SFが好きです。
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「主人公補正」によって哀れにも敗れていくすべての悪役に捧ぐ。

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「どこでもドア」はいかに世界に影響を及ぼし、人類になにをもたらすのか。

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