あえばさんのブログです。(※ブログタイトルはよろぱさんからいただきました)
レビュー・感想・紹介
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全話観たよー。
・よかったところ
カミナギ、OPとEDの曲、EDへの入り方などの演出
・悪かったところ
戦闘シーン、ロボットである必然性が感じられない、敵が単純化されすぎてた
総評としては、名作というほどではないがそれなりの良作。
ステレオタイプからは脱し切れてない感じ。
中盤の盛り上がりは見事だが、終盤はだれる。
序盤は極端につまらないが、興味がある人はとりあえず6話までは観た方がいい。
とはいえ、積極的に「これは観るべき!」とオススメするほどの作品ではない。
ただし、OPやEDのボーカル曲は半端なくよいのでそれだけでも聴いてみるといいよ!
ところどころゾクソクするような演出があるぶん、いろいろ惜しかった作品だったと思う。
よって、悪かったところをメインに、どうすればもっとよくなるかを考える。
(という名目で自分の好みを語る)
以下、ネタバレ注意!
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このタイトルは明らかに釣りだね(´・ω・`)
たしかに本書の内容に的確であるのは違いないが。
輸入時にタイトルのせいでポルノ扱いされたこともあるとか。
さて内容は、進化生物学のアプローチから「性」についての考察。
以下、感想というより面白かった内容のまとめ。
たしかに本書の内容に的確であるのは違いないが。
輸入時にタイトルのせいでポルノ扱いされたこともあるとか。
さて内容は、進化生物学のアプローチから「性」についての考察。
以下、感想というより面白かった内容のまとめ。
多くの誤解に痺れを切らしたレムは本来つけるはずでなかった序文にこう書いている。
「SF作家は様々な地球外生命とのコンタクトを想定しているが、そこにはすでに三つのステレオタイプができている。意志疎通ができる場合、彼らが人類を侵略する場合、彼らを人類が侵略する場合」
だが《実際》には、意志疎通もできず、人類より優れているのか劣っているかの価値判断さえできず、一切の理解を許さない、地球外生命とはそんな存在ではないのだろうか?
地球外生命を発見するための最良の方法とは「生命」という言葉の適用範囲を広げることだ。
そもそも人類は「生命」の正確な定義を知らないからだ。
たとえばガイア理論というものがあるように、地球を一つの生命と見なすことも可能だ。
それを発展させれば太陽や諸惑星も一つの巨大な生命と見なすことが可能なのだ。
つまり、とっくの昔に人類は地球外生命の発見に成功している。
だが人類が求める「地球外生命」とはそのようなものではない。
人類が望む「地球外生命」の範囲は非常に狭いのである。
しかし人類がそのようなものを求め続けるかぎり永遠に地球外生命には出会えないのではないか?
まるで異質な知性体ソラリス。それは人間中心主義の限界か。
「人間の知性に理解できないものなどあるはずがない」
極限の戦いの果てにその信念は敗北する。
決して理解を許さない存在を描いたのだ、敗北は必然だ。
この戦いを続行するには《我々》が地球外生命とのコンタクトを果たさねばならない。
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)
「SF作家は様々な地球外生命とのコンタクトを想定しているが、そこにはすでに三つのステレオタイプができている。意志疎通ができる場合、彼らが人類を侵略する場合、彼らを人類が侵略する場合」
だが《実際》には、意志疎通もできず、人類より優れているのか劣っているかの価値判断さえできず、一切の理解を許さない、地球外生命とはそんな存在ではないのだろうか?
地球外生命を発見するための最良の方法とは「生命」という言葉の適用範囲を広げることだ。
そもそも人類は「生命」の正確な定義を知らないからだ。
たとえばガイア理論というものがあるように、地球を一つの生命と見なすことも可能だ。
それを発展させれば太陽や諸惑星も一つの巨大な生命と見なすことが可能なのだ。
つまり、とっくの昔に人類は地球外生命の発見に成功している。
だが人類が求める「地球外生命」とはそのようなものではない。
人類が望む「地球外生命」の範囲は非常に狭いのである。
しかし人類がそのようなものを求め続けるかぎり永遠に地球外生命には出会えないのではないか?
まるで異質な知性体ソラリス。それは人間中心主義の限界か。
「人間の知性に理解できないものなどあるはずがない」
極限の戦いの果てにその信念は敗北する。
決して理解を許さない存在を描いたのだ、敗北は必然だ。
この戦いを続行するには《我々》が地球外生命とのコンタクトを果たさねばならない。
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)
人間を遥かに凌ぐ文明を持った知的地球外生命体が、タイトル通り人間にコンタクトを取ってくる話。
しかし、話はそう簡単にはいかなかない。
主人公らが懸命に宇宙人とのコンタクトを試み、そのメッセージを解読しようとする最中、さまざまな宗教団体が騒ぎ立て、神からの啓示だ、悪魔からの伝言だと囃し立てる。
マスコミが思うままにフラッシュを焚き、あることないこと煽り立てる。
政治家は他国を出し抜くことしか頭になく、経済や軍事への影響に腐心する。
ただでさえ困難な事業であるというのに、彼らはそれを全面でバックアップするのではなく、各々の偏狭な価値観や利害関係によって妨害する。
その主人公の視点で見れば、取り巻く彼らは邪魔な存在でしかない。
だが、邪魔だからといって排除すればいいというわけでもない。
彼らを説得し、協力してもらわなければ事態は進行しない。
全人類が協力しなければコンタクトは成功しない。
それは途方もない苦労の連続だった。
宗教のウザさがいやというほどわかる小説。宗教家の思考回路をずいぶん研究している。
ついでに政治的利害関係の煩わしさやマスコミも嫌いになると思う。
所詮フィクションだって?
しかし、実際に宇宙人からのメッセージが届けばこのような事態になることは明白だし、このような事態は実際に起こっている。
それは無宗教などといわれる日本においても頻繁に観測される。
なにか事件が起こるたびに彼らは根拠のない解釈をし、その解釈に基づき行動する。
それは真実を明らかにするためのものではなく、自らを安心させるための「分析」だ。
人類の知とは科学でありそれ以外の一切は愚劣である。
本書は科学のあり方を理解する上でも役立つ。
人類は宇宙においてあまりに小さな存在だが同時に偉大な存在である。
では人類の偉大さとは? これほどまでに愚かな人類のなにが偉大なのか?
単純に小説として読むならオチが意味不明。
具体的に宇宙人像が描かれていくにつれつまらなくなるのは残念。
おっと、こんなことをしている場合ではない。早く円周率を計算する作業に戻るんだ!
コンタクト〈上〉 (新潮文庫)
コンタクト〈下〉 (新潮文庫)
しかし、話はそう簡単にはいかなかない。
主人公らが懸命に宇宙人とのコンタクトを試み、そのメッセージを解読しようとする最中、さまざまな宗教団体が騒ぎ立て、神からの啓示だ、悪魔からの伝言だと囃し立てる。
マスコミが思うままにフラッシュを焚き、あることないこと煽り立てる。
政治家は他国を出し抜くことしか頭になく、経済や軍事への影響に腐心する。
ただでさえ困難な事業であるというのに、彼らはそれを全面でバックアップするのではなく、各々の偏狭な価値観や利害関係によって妨害する。
その主人公の視点で見れば、取り巻く彼らは邪魔な存在でしかない。
だが、邪魔だからといって排除すればいいというわけでもない。
彼らを説得し、協力してもらわなければ事態は進行しない。
全人類が協力しなければコンタクトは成功しない。
それは途方もない苦労の連続だった。
宗教のウザさがいやというほどわかる小説。宗教家の思考回路をずいぶん研究している。
ついでに政治的利害関係の煩わしさやマスコミも嫌いになると思う。
所詮フィクションだって?
しかし、実際に宇宙人からのメッセージが届けばこのような事態になることは明白だし、このような事態は実際に起こっている。
それは無宗教などといわれる日本においても頻繁に観測される。
なにか事件が起こるたびに彼らは根拠のない解釈をし、その解釈に基づき行動する。
それは真実を明らかにするためのものではなく、自らを安心させるための「分析」だ。
人類の知とは科学でありそれ以外の一切は愚劣である。
本書は科学のあり方を理解する上でも役立つ。
人類は宇宙においてあまりに小さな存在だが同時に偉大な存在である。
では人類の偉大さとは? これほどまでに愚かな人類のなにが偉大なのか?
単純に小説として読むならオチが意味不明。
具体的に宇宙人像が描かれていくにつれつまらなくなるのは残念。
おっと、こんなことをしている場合ではない。早く円周率を計算する作業に戻るんだ!
コンタクト〈上〉 (新潮文庫)
コンタクト〈下〉 (新潮文庫)
改造人間ものSF小説。
仮面ライダーよろしくの力ゆえの苦悩、超人ゆえの孤独を描く、そして破滅。
なんとまあ象徴的なプロットだ。
運命という言葉がふさわしい。
途中でオチが読めるが、読めるがゆえに深い。
人間とはすなわち知なのだ。
彼は最後まで人類のために、そして人間として生きるために戦った。
「報告書」という形式がそれを際だたせる。
完膚無きまでに敗北する崇高なる破滅のヒーロー。
これは悲劇ではない。戦記だ。
「高いIQを持つよりもっと大事なことがあるのよ」
ある種の知能テスト的な作品とも読めるだろう。
人により読み方が180度近く変わる。
「あれはうそだ。物事はああいうふうにはいかない」
「そりゃいかないわ。あれはお話の世界ですもの」
「ちがう! それじゃ答えにならない。たとえお話の世界だって、ルールがなくちゃいけない。部分部分が首尾一貫していて、ぴったり整合しなくちゃいけない。こんな映画はうそっぱちだ。無理矢理辻褄をあわせている、脚本家か監督か、だれだか知らないが、プロットにそぐわないものを話の中に入れたがるからだ。だから不自然なんだ」
それは破滅的な自己言及。
この物語はダニエル・キイスではなくチャーリー・ゴードンによって綴られているからだ。
アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)
仮面ライダーよろしくの力ゆえの苦悩、超人ゆえの孤独を描く、そして破滅。
なんとまあ象徴的なプロットだ。
運命という言葉がふさわしい。
途中でオチが読めるが、読めるがゆえに深い。
人間とはすなわち知なのだ。
彼は最後まで人類のために、そして人間として生きるために戦った。
「報告書」という形式がそれを際だたせる。
完膚無きまでに敗北する崇高なる破滅のヒーロー。
これは悲劇ではない。戦記だ。
「高いIQを持つよりもっと大事なことがあるのよ」
ある種の知能テスト的な作品とも読めるだろう。
人により読み方が180度近く変わる。
「あれはうそだ。物事はああいうふうにはいかない」
「そりゃいかないわ。あれはお話の世界ですもの」
「ちがう! それじゃ答えにならない。たとえお話の世界だって、ルールがなくちゃいけない。部分部分が首尾一貫していて、ぴったり整合しなくちゃいけない。こんな映画はうそっぱちだ。無理矢理辻褄をあわせている、脚本家か監督か、だれだか知らないが、プロットにそぐわないものを話の中に入れたがるからだ。だから不自然なんだ」
それは破滅的な自己言及。
この物語はダニエル・キイスではなくチャーリー・ゴードンによって綴られているからだ。
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「どこでもドア」はいかに世界に影響を及ぼし、人類になにをもたらすのか。
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