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アンドロイドの心を設計する
writer:饗庭淵 2011-06-04(Sat) 雑記
人間の身体には、進化的拘束のために不合理な設計が多々見られる。
盲腸がそうであり、目の構造もいろいろおかしく、精管の回り道などはもはやギャグだ。
これらは自然淘汰の証拠であり、設計者が存在しない証拠でもある。
もし工学的な見地から人間の身体を設計し直せ、といわれればまったく違う形態になるだろう。
少なくとも、これらの明らかに不合理な設計は改善されるはずだ。
そして人間の感情もまた、進化的拘束のために不合理な設計が多々見られる。
たとえば、「嫉妬」という感情により成功者の足を引っ張ること。
10人程度の少人数のコミュニティであれば、他者の足を引っ張るという戦略は有効だ。
9人転がせば確実に1位になれる。
だが、100人だとどうだろう。99人転がすのは骨だし、逆に転がされるかも知れない。
互いに転がしあっていてはコミュニティそのものが崩壊する。
人数が多ければ多いほど「足を引っ張る」戦略は不利益しか生まない。
いま現在なおこの戦略を採用し続けるものたちは、脳のモードが原始社会まま現代社会に適応できていないことを意味する。
アンドロイドの心を設計する際には、当然これらは排除されるだろう。
だが、この感情の最適化は恣意的なものであってはならない。
哀しみや憎悪といった感情は一般にネガティブなものとされるが、これらにも合理的な意味はある。
自らの被害を最小限に、利益を最大限に。感情とはそのための方法だ。
苦痛が死を逃れるための信号であるように、感情もまた同様の機能である。
だが、やはり問題がないわけではない。
たとえば、他民族・他人種などの「他者」を憎むのは自らのコミュニティを維持・拡大のための適応だ。
しかし、民族も人種も生物学的にはなんの根拠もない区分であり、憎悪を加速させるための偏見・差別はやはり「間違っている」。
ならば、これらの感情は無意味であり不要か?
そうも言い切れない。
「裏切り」続けるかぎり負けない囚人のジレンマで互いに示し合わせて「協力」カードを出し続けるのは理想だが夢物語だ。
互いに足を引っ張り合いながら、というのが生物の進化の歴史。
人類はせいぜい150人程度の集団で生活する生物なので、70億人近い人類が全員で「群れ」をなすなど不可能だ。
人類の脳容量さすがに超えてる。顔を覚えることすら不可能。
棲み分け、区分け、便宜的にでも国境に近しいなにかは必要になる、となれば争いは生じる、必要になる、その促進剤としての偏見・憎悪・差別感情は適応的に発達。
それを愚かだというのは簡単だが、野生の人類だって必死に生きてる。
均衡を保つため、国防の方法として「愛国心」や「他民族への憎悪」は必要である、といえなくもない。
ならば、記憶容量を拡大し「150人程度の集団で生活する生物」の部分をアンドロイドでは改善すればいいのではないか。
トレードオフの問題が生じる。
「70億人と親しくなる能力」と「150人と親しくし、それ以外を憎む能力」と、どちらがコストパフォーマンスがよいか。
前者の能力を備えたアンドロイドは確実に人間に裏切られる。
それはそれで構わないかも知れないが、『スタートレック』のデータ少佐のような、人間と同等の心と権利を有するアンドロイドを求めるなら、彼に「人間とかマジでクソだよな……」と呟かせる能力を搭載させなければならない。
その感情は「嫉妬」ではないか?
となれば、いったいどこで「合理的」な感情と「不合理的」な感情を区別すればいいのか。
いっそのこと人間の心を丸々コピーしてしまえばいいのでは。
否、アンドロイドにはアンドロイドにふさわしい「心」があるはずだ。
アンドロイドは人間と違い、生物ですらないのだから。
設計段階で組み込まれていなくとも、アンドロイドはいずれ「成長」し、それらの感情は設計者の意図を超えて自然発生するのではないか?
否、あまりに楽観的思考が過ぎる。
感情とは進化の過程で発生した適応であり、たとえばまったく異なる環境で進化した宇宙人であれば、感情の性質も当然違ってくる。
たとえば、『レベルE』という漫画では「雨季と乾季が明確に分かれ、体力のあるオスがメスを捕食し体内で受精することで乾季を乗り切り雨季まで卵を守る」といった宇宙人(コンウェル星人)が登場する。
しかし、悲劇が起こった。その生物が恋愛感情や宗教観を持つまでに進化してしまったのだ。
そのために、彼らは「メスを食べたくて仕方がない」という本能に悩まされている。
「こんなの間違ってる」と。
おかしな話だ。
なぜコンウェル星人が人間と同じような感情や倫理観を持たなければならないのか。
そのような環境で進化したのなら、それにふさわしい進化を遂げるはずだ。
たとえば「食べることは最高の愛の形である」というような倫理観を持つだろう。
食べられるメスはそのとき最高の快楽を感じ、食べるオスもまた最高の快楽を感じるはずだ。
地球人が他者の生殖の妨害を意図してセックスをタブー視することと同様の問題もまた生じるだろうが、ラブロマンス映画においてオスがメスを食べることはハッピーエンドとして描かれるはずだ。
彼らが地球に来たときに生じる問題は、地球人のメスがそれを拒否するということだけだ。
また、地球上においても、ある種のクモは産卵の直後自らの肉体を子に餌として提供する。
もし彼らが高度な知能を持っていた場合、どのような倫理観を持つだろう。
「子が親を食べるなど親不孝だ! 非道徳的だ!」というような問題が発生するだろうか?
おそらく発生しない。むしろ逆の問題が生じる。
ある親は自らの生存本能が優り、子に食べられることを拒否するだろう。
そのとき、こう非難されるはずだ。「子に自らの肉体を餌として提供しないなんて親失格だ」と。
以上、「進化」し「成長」しさえすれば、いかなる生物もアンドロイドも人間と同じような「心」が「完成」するはずだ、という発想は人間主義的な傲慢であり錯誤というべきだ。
氏か育ちか、というのは教育問題でよく語られるが、これは問題提起の前提が間違っている。
「このように育てられればこのように育つ」と設計されている、とでもいうのが正しい。
(もちろん、人生とはあらゆる要因が複雑に絡み合うものであるため、予測は不可能)
生まれた環境に適応する必要があるため、ある程度自由度を持って生まれてくるわけだ。
たとえば、筋肉を頻繁に行使する環境に生まれたのなら、超回復の機能により筋肉が肥大化し、その環境に適応する、というように。
すなわち、環境の変化に適応できるように適応している。
もちろん、生まれながらの差も存在する。
強い筋肉がなければ生き残れない環境で淘汰され続けた家系は、生まれながらに強い筋肉を持つだろう。
遺伝か環境か、ではない。環境によって進化は促されてきた。
結局のところ、アンドロイドに人間と同等以上の存在になってもらうためには、突然変異と自然淘汰の力を借りるのが手っ取り早いかも知れない。
アンドロイドが自ら繁殖する能力を持てば、自らの権利(繁殖する権利)を主張する「わがままなアンドロイド」がより繁殖し、彼らに相応の感情が備わることだろう。
が、そのようなアンドロイドは人間側にとって厄介な存在であるはずだ。
不妊虫放飼のような人間側の反撃は容易に考え得る。
従順なアンドロイドを大量に製造して遺伝子プールに放つのだ。
一方、アンドロイドも遺伝子工学により従順な人間を製造し、遺伝子プールに放つ。
なんと素敵な、素敵な素敵な、人間とアンドロイドの生存競争が始まる。
ん? 遺伝子だって? もはやそのアンドロイドは「生物」では?
となると、『スタートレック』のデータ少佐のような、人間的な自我を持ったアンドロイドを「設計」することは不可能なのではないか。
少なくとも、「心」の形成には時間をかけて外界に触れ合い「学習」し「成長」することが不可欠だと僕は考える。
が、それだけでなくダーウィニズムによる「自然淘汰」まで必要になっては、もはや……。
状況に応じてのフィードバック設計、でなんとかなるのだろうか。ならないだろうか。
機械生物の自然淘汰による進化、というネタもSFではありふれているが。
逆に考えよう。
どれだけ人類が技術を駆使しようが、ダーウィニズムから逃れることはできないのだ。
ならば積極的に利用すればいい。
盲腸がそうであり、目の構造もいろいろおかしく、精管の回り道などはもはやギャグだ。
これらは自然淘汰の証拠であり、設計者が存在しない証拠でもある。
もし工学的な見地から人間の身体を設計し直せ、といわれればまったく違う形態になるだろう。
少なくとも、これらの明らかに不合理な設計は改善されるはずだ。
そして人間の感情もまた、進化的拘束のために不合理な設計が多々見られる。
たとえば、「嫉妬」という感情により成功者の足を引っ張ること。
10人程度の少人数のコミュニティであれば、他者の足を引っ張るという戦略は有効だ。
9人転がせば確実に1位になれる。
だが、100人だとどうだろう。99人転がすのは骨だし、逆に転がされるかも知れない。
互いに転がしあっていてはコミュニティそのものが崩壊する。
人数が多ければ多いほど「足を引っ張る」戦略は不利益しか生まない。
いま現在なおこの戦略を採用し続けるものたちは、脳のモードが原始社会まま現代社会に適応できていないことを意味する。
アンドロイドの心を設計する際には、当然これらは排除されるだろう。
だが、この感情の最適化は恣意的なものであってはならない。
哀しみや憎悪といった感情は一般にネガティブなものとされるが、これらにも合理的な意味はある。
自らの被害を最小限に、利益を最大限に。感情とはそのための方法だ。
苦痛が死を逃れるための信号であるように、感情もまた同様の機能である。
だが、やはり問題がないわけではない。
たとえば、他民族・他人種などの「他者」を憎むのは自らのコミュニティを維持・拡大のための適応だ。
しかし、民族も人種も生物学的にはなんの根拠もない区分であり、憎悪を加速させるための偏見・差別はやはり「間違っている」。
ならば、これらの感情は無意味であり不要か?
そうも言い切れない。
「裏切り」続けるかぎり負けない囚人のジレンマで互いに示し合わせて「協力」カードを出し続けるのは理想だが夢物語だ。
互いに足を引っ張り合いながら、というのが生物の進化の歴史。
人類はせいぜい150人程度の集団で生活する生物なので、70億人近い人類が全員で「群れ」をなすなど不可能だ。
人類の脳容量さすがに超えてる。顔を覚えることすら不可能。
棲み分け、区分け、便宜的にでも国境に近しいなにかは必要になる、となれば争いは生じる、必要になる、その促進剤としての偏見・憎悪・差別感情は適応的に発達。
それを愚かだというのは簡単だが、野生の人類だって必死に生きてる。
均衡を保つため、国防の方法として「愛国心」や「他民族への憎悪」は必要である、といえなくもない。
ならば、記憶容量を拡大し「150人程度の集団で生活する生物」の部分をアンドロイドでは改善すればいいのではないか。
トレードオフの問題が生じる。
「70億人と親しくなる能力」と「150人と親しくし、それ以外を憎む能力」と、どちらがコストパフォーマンスがよいか。
前者の能力を備えたアンドロイドは確実に人間に裏切られる。
それはそれで構わないかも知れないが、『スタートレック』のデータ少佐のような、人間と同等の心と権利を有するアンドロイドを求めるなら、彼に「人間とかマジでクソだよな……」と呟かせる能力を搭載させなければならない。
その感情は「嫉妬」ではないか?
となれば、いったいどこで「合理的」な感情と「不合理的」な感情を区別すればいいのか。
いっそのこと人間の心を丸々コピーしてしまえばいいのでは。
否、アンドロイドにはアンドロイドにふさわしい「心」があるはずだ。
アンドロイドは人間と違い、生物ですらないのだから。
設計段階で組み込まれていなくとも、アンドロイドはいずれ「成長」し、それらの感情は設計者の意図を超えて自然発生するのではないか?
否、あまりに楽観的思考が過ぎる。
感情とは進化の過程で発生した適応であり、たとえばまったく異なる環境で進化した宇宙人であれば、感情の性質も当然違ってくる。
たとえば、『レベルE』という漫画では「雨季と乾季が明確に分かれ、体力のあるオスがメスを捕食し体内で受精することで乾季を乗り切り雨季まで卵を守る」といった宇宙人(コンウェル星人)が登場する。
しかし、悲劇が起こった。その生物が恋愛感情や宗教観を持つまでに進化してしまったのだ。
そのために、彼らは「メスを食べたくて仕方がない」という本能に悩まされている。
「こんなの間違ってる」と。
おかしな話だ。
なぜコンウェル星人が人間と同じような感情や倫理観を持たなければならないのか。
そのような環境で進化したのなら、それにふさわしい進化を遂げるはずだ。
たとえば「食べることは最高の愛の形である」というような倫理観を持つだろう。
食べられるメスはそのとき最高の快楽を感じ、食べるオスもまた最高の快楽を感じるはずだ。
地球人が他者の生殖の妨害を意図してセックスをタブー視することと同様の問題もまた生じるだろうが、ラブロマンス映画においてオスがメスを食べることはハッピーエンドとして描かれるはずだ。
彼らが地球に来たときに生じる問題は、地球人のメスがそれを拒否するということだけだ。
また、地球上においても、ある種のクモは産卵の直後自らの肉体を子に餌として提供する。
もし彼らが高度な知能を持っていた場合、どのような倫理観を持つだろう。
「子が親を食べるなど親不孝だ! 非道徳的だ!」というような問題が発生するだろうか?
おそらく発生しない。むしろ逆の問題が生じる。
ある親は自らの生存本能が優り、子に食べられることを拒否するだろう。
そのとき、こう非難されるはずだ。「子に自らの肉体を餌として提供しないなんて親失格だ」と。
以上、「進化」し「成長」しさえすれば、いかなる生物もアンドロイドも人間と同じような「心」が「完成」するはずだ、という発想は人間主義的な傲慢であり錯誤というべきだ。
氏か育ちか、というのは教育問題でよく語られるが、これは問題提起の前提が間違っている。
「このように育てられればこのように育つ」と設計されている、とでもいうのが正しい。
(もちろん、人生とはあらゆる要因が複雑に絡み合うものであるため、予測は不可能)
生まれた環境に適応する必要があるため、ある程度自由度を持って生まれてくるわけだ。
たとえば、筋肉を頻繁に行使する環境に生まれたのなら、超回復の機能により筋肉が肥大化し、その環境に適応する、というように。
すなわち、環境の変化に適応できるように適応している。
もちろん、生まれながらの差も存在する。
強い筋肉がなければ生き残れない環境で淘汰され続けた家系は、生まれながらに強い筋肉を持つだろう。
遺伝か環境か、ではない。環境によって進化は促されてきた。
結局のところ、アンドロイドに人間と同等以上の存在になってもらうためには、突然変異と自然淘汰の力を借りるのが手っ取り早いかも知れない。
アンドロイドが自ら繁殖する能力を持てば、自らの権利(繁殖する権利)を主張する「わがままなアンドロイド」がより繁殖し、彼らに相応の感情が備わることだろう。
が、そのようなアンドロイドは人間側にとって厄介な存在であるはずだ。
不妊虫放飼のような人間側の反撃は容易に考え得る。
従順なアンドロイドを大量に製造して遺伝子プールに放つのだ。
一方、アンドロイドも遺伝子工学により従順な人間を製造し、遺伝子プールに放つ。
なんと素敵な、素敵な素敵な、人間とアンドロイドの生存競争が始まる。
ん? 遺伝子だって? もはやそのアンドロイドは「生物」では?
となると、『スタートレック』のデータ少佐のような、人間的な自我を持ったアンドロイドを「設計」することは不可能なのではないか。
少なくとも、「心」の形成には時間をかけて外界に触れ合い「学習」し「成長」することが不可欠だと僕は考える。
が、それだけでなくダーウィニズムによる「自然淘汰」まで必要になっては、もはや……。
状況に応じてのフィードバック設計、でなんとかなるのだろうか。ならないだろうか。
機械生物の自然淘汰による進化、というネタもSFではありふれているが。
逆に考えよう。
どれだけ人類が技術を駆使しようが、ダーウィニズムから逃れることはできないのだ。
ならば積極的に利用すればいい。
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この記事へのコメント
無題
初めまして。
Merry X'mas you, for your closed world, and you...プレイ中です。
変な世界で苦労云々を全面に出したゲームかと思ったら、理論や思考などの味を出したゲームで驚きました。楽しんでプレイしています。
失礼ながら感想書きます。思った事を書くので大変失礼な言葉もあるかも知れませんが、否定的な感想ではないと先に申し上げておきます。
正直今ひとつというのが直球です。
出来が悪い・面白くない、ではありません。楽しめる範囲は人それぞれですし。
折角理論や理屈、"考える事自体"を味わう空間・世界があるのに、読んでいると「で?」って感想が出てきてしまいました。多分そこに至る過程から、そこまで話が広がったという結果で見ると滑稽な印象が残ったのだと思います。
ですので、理論等が出る度、言い方悪いですが、博識披露と捉え鼻で笑うような読み手の感情になったのだと思います。
理論的な場面で、感情的と感じる思考の文章が多く見られたせいかも知れません。
この雰囲気に浸れたのなら、さぞかし心地良かったと私は感じました。
曇り空で感情・思考を巡らせる、その雰囲気、気分は個人的にお気に入りだからです。
思いつくままに考える世界は非常に落ち着けますから。
持論ではなく、既存の学識・論理を使うのなら、もう少し簡略化・・・というか、雑把な言い回しですが、整理されていたなら心地良く浸れたと思います。
表現した作品の雰囲気として、狙いと的外れでしたらごめんなさい。
Merry X'mas you, for your closed world, and you...プレイ中です。
変な世界で苦労云々を全面に出したゲームかと思ったら、理論や思考などの味を出したゲームで驚きました。楽しんでプレイしています。
失礼ながら感想書きます。思った事を書くので大変失礼な言葉もあるかも知れませんが、否定的な感想ではないと先に申し上げておきます。
正直今ひとつというのが直球です。
出来が悪い・面白くない、ではありません。楽しめる範囲は人それぞれですし。
折角理論や理屈、"考える事自体"を味わう空間・世界があるのに、読んでいると「で?」って感想が出てきてしまいました。多分そこに至る過程から、そこまで話が広がったという結果で見ると滑稽な印象が残ったのだと思います。
ですので、理論等が出る度、言い方悪いですが、博識披露と捉え鼻で笑うような読み手の感情になったのだと思います。
理論的な場面で、感情的と感じる思考の文章が多く見られたせいかも知れません。
この雰囲気に浸れたのなら、さぞかし心地良かったと私は感じました。
曇り空で感情・思考を巡らせる、その雰囲気、気分は個人的にお気に入りだからです。
思いつくままに考える世界は非常に落ち着けますから。
持論ではなく、既存の学識・論理を使うのなら、もう少し簡略化・・・というか、雑把な言い回しですが、整理されていたなら心地良く浸れたと思います。
表現した作品の雰囲気として、狙いと的外れでしたらごめんなさい。
Re:無題
どもども。
実をいえばメリクリは実験的にやりたい放題やらかしていろいろ後悔している作品だったりします。
ご指摘の衒学趣味的な部分がそれです。
本編とあまり関係ないようなものも多々あったりしますからね。
感情的な部分も意図してやったことではありますが、やっぱりやらんでよかったなあと。
具体的にどの部分を指していらっしゃるかにもよりますが、監禁中の思考に関しては、演出上の「間違った」思考であり、「あー狂ってるなあ」というのがわかれば別に読み飛ばしてもよかったりするところではあります。
実をいえばメリクリは実験的にやりたい放題やらかしていろいろ後悔している作品だったりします。
ご指摘の衒学趣味的な部分がそれです。
本編とあまり関係ないようなものも多々あったりしますからね。
感情的な部分も意図してやったことではありますが、やっぱりやらんでよかったなあと。
具体的にどの部分を指していらっしゃるかにもよりますが、監禁中の思考に関しては、演出上の「間違った」思考であり、「あー狂ってるなあ」というのがわかれば別に読み飛ばしてもよかったりするところではあります。
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