出会いは一目惚れだった。
顔も、身体も、心も。醜悪のイデアを具現したかの男。
そんな男に彼女は恋をした。
彼女は一方的に男に惚れ、男は彼女を振り払うように罵倒を浴びせる。
二人の距離は遠く。そこにコミュニケーションはなく。
周囲のものはその光景に当惑、あざ笑い、嘔吐する。
男には信じられなかったのだ――彼女のような、天使のような存在が。

女は天使。男はゴースト。
天使はゴーストを斃さねばならない。
姉は妹の愚行を窘める。妹は聞く耳を持たない。
ついには強行手段。喧嘩は日常茶飯事。しかしそのときばかりはいつも以上にシリアスで。
部外者に気持ちを否定され、男はついに意を決する。
告白。そして昇天。
悪臭を放つ結婚指輪を残して――

男がイケメンだったら、プロットだけ見たら、なんの変哲もない割とフツーのいい話だと思うのです。
音楽がよすぎるせいでそのいい話っぽさがさらに増進されてる。
なぜか攻殻の2ndGIGの草迷宮を連想してしまいまった。
恋とか無縁そうな女が感傷的になってるあたりとかもなんかダブる。
うんことかハエとかスタッフの照れ隠しに見えないこともない。

なんにせよ、いろんな意味で挑戦的なエピソードだったと思います。


はい。
『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』のストッキングです。
上のようなことを、改行機能を活用してpixivのキャプションに書いたんです。
せっかくpixivプレミアムになったので！