ある友人、というかよろぱ氏に「二時間くらいでなんか描こうぜ！」と誘われ僕は挑戦したんです。
無理だったんです。描けなかったんです。
「落書き程度だから適当でいいや～」と思って棒立ち絵を描いてたんですけどダメなんです。
表情がキモい。顔の骨格がおかしい。全体的にバランスが悪い。美しくない。
それでも修正を重ねれば矯正できるかと思ったんですができないんです。
もう絶望しました。僕には短時間で絵を描くことはできないんだと悟りました。
というわけで一から描き直しです。
短時間縛りとか置いてじっくり描くことにしました。
とはいえはじめは背景まで描く気はありませんでした。
ただ真っ白だとつまらないのでテクスチャでも使って誤魔化そうとでも思ったんですがうまくいかないんです。
ああいうのは特別なセンス要ります。僕できないです。
いっそのこと普通に背景描くことにしました。その方が楽です。
というわけで結局一日かかって落書きとは呼びがたいものになりました。
しかし元々は落書きのつもりだったのでなんかこうもういろいろアレです、半端です。
はじめはなんで泣いてるのかもよく分からない絵でした。
とりあえず座らせてセーター着せて表情どうしよう、泣かせるか、みたいな成り行きです。
背景描くなら「なぜ泣いているのか」という意味での背景も描かないといけないんです。
あれこれ考えました。
ｙ氏「飼っていたドーベルマンが死んだ」
ｈ氏「複数人に視姦されている」
それらは却下されパンツにしました。
パンツを履き忘れてタイツを直履きしてしまった。
涙目になるには十分な理由です。
このままでは痴女だと思われてしまう！　今すぐパンツをはかなければ！
あれ、でもタイツの上からじゃはけない……いっそのことタイツの上からはいてしまえばいいのか？
そんな葛藤の最中をきっと誰かに見られてしまったのでしょう。
彼女はへたり込み、こう主張するのです。
「イリュージョンでタイツ越しにパンツが脱げてしまったのです」と……。