あえばさんのブログです。(※ブログタイトルはよろぱさんからいただきました)
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おにあい第一話より変人キャラについて
writer:饗庭淵 2012-10-31(Wed) レビュー・感想・紹介
『さくら荘のペットな彼女』 頭のおかしさを売りにするようなキャラ付けをあなたはどう思いますか?
「変人キャラだからダメ」とか「常識的に考えておかしいからダメ」というのではなく、変人キャラとして洗練されていないように感じられ、僕としてはその点が問題であるように思う。
僕自身の単なる好みとかその程度の話に過ぎないものかもしれないが、と断りつつもその点について語っていく。
おにあい第一話を見てしまったせいで僕は心に深い傷を負ったのです。あまりにもつまらなすぎて。
上の記事はタイトルにもあるよう『さくら荘のペットな彼女』 がメインの記事だけど、この作品については開始10分くらいで(つまりヒロインが出てくる前に)心が折れて語るべきソースを持たないゆえノータッチで。
おにあいの妹でいえば、「兄が好きでたまらない」とか「それを誇りに思っている」とか、そういうキャラづけ自体は別にいいのです。
ただ、それに対して行動が伴っていない。
変人アピールを繰り返すに留まっている。
つまり、こいつは本当に兄と相思相愛の仲になろうという気があるのか。
だとするならば「変人である自分が兄にどう思われているか?」という点に無関心が過ぎる。
「ブラコンは個性です」などと語るが、そんなことで兄の心を動かせると本気で思っているのか。
「私は変人です。こういったおかしな思考に基づき行動しています」といちいち説明し、その説明以上に発展性がない。
主人公の突っ込みを前提とし、「頭のおかしなブラコン妹とそれに振り回される兄の図」という作品世界を形成する以上の効果がそこにあるようには思えない。
壁に向かって演説でもしてろよと思う。
お風呂が覗かれなかったので怒るなどは下の下ではないか。
怒って従わせるのではなくそれとなく誘惑するような手口の方がよほど理にかなっている。
とはいえ、このキャラの場合は兄の動機はともあれ「覗かれた」という結果があればそれで満足なんだろう、という程度の説得力はある。
逆にいえば、繰り返しになるが「兄が好きでたまらない」にも関わらず「兄の気持ちに無関心すぎる」。
僕自身の好みを語れば、たとえばお風呂を覗かれるものと思い込んで期待して待ち続けるも、いつまでも来ない。
「おかしいなー、タイミングを見計らっているのかなー?」
「もしかして私の勘違い……? よくよく考えてみればお兄ちゃんは初日から覗きなんて大胆なことをするような人でもなかったかな……いやいや、覗きくらい別に大胆でもなんでもないだろ常識的に考えて」
などとのぼせつつ葛藤。
「やばい倒れそう……あ、でも倒れれば結果として……?」とか考える。
そのまま倒れてもいいが、やはり思い直して普通にあがる。
ふらふらしながらそれとなく兄の思惑を確認しようとするが、勘違いっぽいことを察して「な、なんでもありません」と赤面しながら去っていく。
そういう奥ゆかしいブラコン妹の方が可愛いと思います(´・ω・`)
この方が変人性は強調されるし、主人公がヒロインの気持ちを察してあげられなくても鈍感などと罵られることもない。
むしろ共感の対象になるのではなかろうか。
変人キャラと一言にいっても多様だろうけど、たとえば僕としてはこちら側の常識が破壊されかねないような危機感がほしいのです。
「言ってることはおかしいんだけど思わず騙されそうな説得力がある」とか。
「頭おかしいと思われたくないために取り繕うけど頭おかしいから結局ぼろが出る」とか。
変人行動という結果からその思考を類推するほかない、といったキャラ。
他の作品でもままいえることだけれども、おにあいについていえばそういった描写がただの説明に留まっているがゆえにつまらないわけです。
第一話の尺のなかでヒロインの変人性を視聴者にきっちり説明するにはそうするほかない、といった事情はあるかもだけれど。
と、ここまで書いて気づいたが、単に傍若無人なのが問題なのかな、と。
むろん、傍若無人キャラも場合によってはありだろうとは思う。
ただ、おにあいの妹は「兄しか視界に入っていない」どころか「兄すら視界に入ってない」だろ……と。
「変人キャラだからダメ」とか「常識的に考えておかしいからダメ」というのではなく、変人キャラとして洗練されていないように感じられ、僕としてはその点が問題であるように思う。
僕自身の単なる好みとかその程度の話に過ぎないものかもしれないが、と断りつつもその点について語っていく。
おにあい第一話を見てしまったせいで僕は心に深い傷を負ったのです。あまりにもつまらなすぎて。
上の記事はタイトルにもあるよう『さくら荘のペットな彼女』 がメインの記事だけど、この作品については開始10分くらいで(つまりヒロインが出てくる前に)心が折れて語るべきソースを持たないゆえノータッチで。
おにあいの妹でいえば、「兄が好きでたまらない」とか「それを誇りに思っている」とか、そういうキャラづけ自体は別にいいのです。
ただ、それに対して行動が伴っていない。
変人アピールを繰り返すに留まっている。
つまり、こいつは本当に兄と相思相愛の仲になろうという気があるのか。
だとするならば「変人である自分が兄にどう思われているか?」という点に無関心が過ぎる。
「ブラコンは個性です」などと語るが、そんなことで兄の心を動かせると本気で思っているのか。
「私は変人です。こういったおかしな思考に基づき行動しています」といちいち説明し、その説明以上に発展性がない。
主人公の突っ込みを前提とし、「頭のおかしなブラコン妹とそれに振り回される兄の図」という作品世界を形成する以上の効果がそこにあるようには思えない。
壁に向かって演説でもしてろよと思う。
お風呂が覗かれなかったので怒るなどは下の下ではないか。
怒って従わせるのではなくそれとなく誘惑するような手口の方がよほど理にかなっている。
とはいえ、このキャラの場合は兄の動機はともあれ「覗かれた」という結果があればそれで満足なんだろう、という程度の説得力はある。
逆にいえば、繰り返しになるが「兄が好きでたまらない」にも関わらず「兄の気持ちに無関心すぎる」。
僕自身の好みを語れば、たとえばお風呂を覗かれるものと思い込んで期待して待ち続けるも、いつまでも来ない。
「おかしいなー、タイミングを見計らっているのかなー?」
「もしかして私の勘違い……? よくよく考えてみればお兄ちゃんは初日から覗きなんて大胆なことをするような人でもなかったかな……いやいや、覗きくらい別に大胆でもなんでもないだろ常識的に考えて」
などとのぼせつつ葛藤。
「やばい倒れそう……あ、でも倒れれば結果として……?」とか考える。
そのまま倒れてもいいが、やはり思い直して普通にあがる。
ふらふらしながらそれとなく兄の思惑を確認しようとするが、勘違いっぽいことを察して「な、なんでもありません」と赤面しながら去っていく。
そういう奥ゆかしいブラコン妹の方が可愛いと思います(´・ω・`)
この方が変人性は強調されるし、主人公がヒロインの気持ちを察してあげられなくても鈍感などと罵られることもない。
むしろ共感の対象になるのではなかろうか。
変人キャラと一言にいっても多様だろうけど、たとえば僕としてはこちら側の常識が破壊されかねないような危機感がほしいのです。
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と、ここまで書いて気づいたが、単に傍若無人なのが問題なのかな、と。
むろん、傍若無人キャラも場合によってはありだろうとは思う。
ただ、おにあいの妹は「兄しか視界に入っていない」どころか「兄すら視界に入ってない」だろ……と。
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『ロリ巨乳の里にて』
パイズリセックスRPG。
『幽獄の14日間』
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『カリスは影差す迷宮で』
仲間を弱らせて殺す遺跡探索RPG。
『黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない』
探索ホラー風セクハラゲーム。
『英雄候補者たち』
特に変哲のない短編RPG。
『Merry X'mas you, for your closed world, and you...』
メタメタフィクションノベルゲーム。
『或る魔王軍の遍歴』
「主人公補正」によって哀れにも敗れていくすべての悪役に捧ぐ。
『ドアによる未来』
「どこでもドア」はいかに世界に影響を及ぼし、人類になにをもたらすのか。
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